オーブンの中の惨劇

『スイスのお菓子のおもてなし』(クリスティーナ・ブルギ 旭屋出版)から「ニンジンのケーキ」を作りました。材料の粉や卵の量の数字を眺めただけで、これが直径18cmの型に入るとは思えないと感じつつ、別の型にもう一度バターと粉するのが面倒で、ぎりぎり型に収まってしまったのでそのまま焼きました。スフレみたいに型から生地がまっすぐ立ち上がっていくので「すごいなあ、このままなんとか焼けてくれるといいなあ」と少し目を離したら、気付くと型の後ろ側にだらだらと派手に生地が流れていました。今度作るなら20cmの四角い型か、パウンドケーキ型2つ使うか、又はこの半分の量で18cmの型か。アーモンドはホールのものを笑ってしまうくらい多かったので50g減らして焼いてから包丁で刻み、コンパウンドマーガリンを使用。昨日焼いたものを今日いただいたら、わりとずっしりしっとりした好みのもの。これまで試したことのないスパイスの配合で「インドっぽい味がする」といわれました。これは他のお菓子にも応用したいところです。『エル・ア・ターブル』にもあったのだけれど、キャロットケーキにマーマレードを添えるのって、ポピュラーな食べ方なのでしょうか。
スイスのお菓子のおもてなし (旭屋出版MOOK)