『ドント・ブリーズ』

ドント・ブリーズ』Don't Breathe(フェデ・アルバレス Fede Alvarez)
ちらっとストーリーを読んで、見たい見たいと騒いで行ってきた。好きなくせに怖がりだし映画館で大画面で見たら絶叫し続けて無理かもと、直前に不安になったものの、結構平気だった。老人は人の皮膚でランプシェードを作る系の人かと思ったけど、違っていた。地下室の状況については、盲目の一人暮らしの老人にはかなり難しいのではと思うっていうのは、無粋なのか、それとも意外と出来てしまうものなの? 一緒に行った人は途中から退屈だったそう。教訓の多い映画で、お金が無いという状況はいやだ、悪い予感みたいな自分の感覚は友情よりも大事にするべし、体力と持久力は大事、チャンスがあれば過剰防衛だろうが何だろうがきっちりととどめを刺すこと(基本だし、頭を体と切り離すくらいしないとダメだよね)、犬は怖い、など。『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』の夜のデトロイトは幻想的で美しかったけれど、こちらのデトロイトは日本でもあり得そうな生々しさを感じる。