O嬢とイチゴの逆襲

前回までのあらすじ:ある日、『O嬢の物語』にある「イチゴ」が実はフランボワーズだったという、どうでもいい些細な発見をした。後日、作ってみたフランボワーズのパート・ド・フリュイがあまりに美味しかったため、自ら絶賛。家族や恋人、友人にもあげてまわったのだった。詳しくは2/9と2/13に。

今回のおはなし
妹ソノ1を部屋に呼んで、パート・ド・フリュイを作らせてみた。フランボワーズと青りんごのピューレを計量中のこと。妹ソノ1が「お姉ちゃん、パッケージの絵がどう見てもイチゴなんだけど」。妹よ、あたしも今同じことを考えていたのよ。記憶を辿ると、フランボワーズよりもイチゴの方が安価だったためイチゴを選んだような…… 味もね、イチゴジャムを固めたような味だと思ったけれど、本で使われていたのがフランボワーズだったので、イチゴも木イチゴもイチゴでしょ、と自分を納得させていたような。つくづく適当でいい加減。青りんごも混ぜているからね、とフォローする妹。貴女にとってはフレーズもフランボワーズも一緒でしょ、ってO嬢に笑われちゃったみたい。あはは。友人たちへ。嘘ついていました、スミマセン。あれはフランボワーズじゃなくてイチゴです。