5月に見た映画

  • ブラックサイト』UNTRACEABLE(監督:グレゴリー・ホブリット)を見に行った。ダイアン・レイン、美しい! 猟奇なグロい映画に付き物のエロい要素がない。若い女性が出てこないし。不思議な映画で面白い。被害者選びの動機とか、吹き出しちゃうところも。アルジェントの『デス・サイト』は酷かったのよう、なんて話しながら見に行ったのだけれど、それにしてもどちらもどうしてこんな邦題にされたのか。
  • パラノイドパーク』PARANOID PARK(ガス・ヴァン・サント)を見に行った。そういえば、『パリ、ジュテーム』を除くと『グッド・ウィル・ハンティング』より後の彼の作品って、ずっと見ていなかったことになる。主役の男の子が好み。10代の頃のあたしなら、間違いなく好きになっていそうな雰囲気。若かったときのあまり思い出したくないような、なんともいえない感覚が戻ってくるようで、胸がざわざわして落ち着かなくなる。シャワーを浴びているシーンが素敵。
  • 『つぐない』ATONEMENT(監督:ジョー・ライト)を見に行った。タイプライターの音が大きな音で迫ってきてかなり不快なのにずっと繰り返されて途中叫びそうだった。1つの出来事を見方を変えて2回も見せられるのも、うんざりしてくるからあまり好きじゃない。少女時代のブライオニーが可愛らしい。白いローウェストのワンピースでリボンをひらひらさせながら庭を駆ける姿にうっとり。生涯ヘアスタイルを変えないところも素敵。キーラ・ナイトレイも、こういう時代の役の顔じゃないような気がしつつ、やはりきれい。最後の海岸のシーンとかは好き。原作を読みたい。
  • 『タクシデルミア ある剥製師の遺言』TAXIDERMIA(監督:パールフィ・ジョルジ)を見に行った。床がぐるんと回るのはPULPの「Do You Remember the First Time」を思い出す。あのビデオは好き。時々眠たくなった。