栗きんとんと柘榴

秋だというのにまだ一度も口にしていないし、「知らない、食べたことがない」というバルタザールに味わってもらわねば、と、使命感に燃えて、街へ出たついでに栗きんとんを探して買ってきて、おいしいお茶をいれて、いただきました。上品な甘さで幸せ。秋になっても食欲があまり戻らず、哀しいことにドーナツとかパイとかデニッシュとかそういうものにはなんだか食指が動かないのですが、こういうのをちょっとだけいただくのは良いかしら。冬になる前にもう一回(二回でも三回でも構わないかも)食べたいなあ。まだ今年は栗ごはんも食べていなかったのを思い出しました。

妹からザクロをもらったので、いただきました。これを口に含んで歯と舌でちゅっとつぶして種を口から出すことを「食べる」と表現して良いのか疑問です。つやつやして宝石みたいで、うっとり。ただ、口に入れても入れても減らないから、だんだん無言でややムキになりつつ、やっと完食。学生の頃、友達が通学途中で見つけてきたザクロを教室でつまんだことなど思い出しました。