見た夢

お祭りのようで、広場には低くて長いテーブルが何本も並び、バルタザールと二人、空いている場所に座って、寝転んで空を見上げる。花火が上がる頃、ピンク色の空に黄色や青に染まる部分が見られるけれど、花火ではない。周りの観客も穏やかでなくなってきて、世界の終りのような事が話されているのを耳にする。バルタザールの手を引いて走り出す。広場から出て、細い曲がりくねった石畳の道を抜けて、川沿いの道を休まずに走る。橋の下の低くて狭い場所を、目の前でバリケード作られて塞がれたので、手をつないだまま、破戒するための鉄パイプを探すところで目が覚めた。


山小屋みたいな家に実家の家族と住んでいる。雨の夜、向かいの家が明るいので覗くと開店準備中のよう。翌日、開店した店に一人で入る。蕎麦屋で、大根おろしや薬味が和えられた蕎麦がざるに盛られて、熱いつゆが蕎麦猪口にあふれそうに注がれたものが出された。あたしは雑誌を眺めていて、そちらに気をとられていたからか、食べようとすると、蕎麦は固まっているし口に入れてみても全然美味しくない。名物店主の人気店が移転してきたらしく、店の中はとても混んでいる。会計をすませて帰ろうとレジに行くと、ノーメイクでゴスっぽい服装をした男女が並んでいて、二人とも人間の腕みたいなもの(付け根に血も見えた)を台に押し付けている。店主夫婦で、あれがめん棒の代わりなんだろうか。