東京と雪岱

家庭の事情で東京へ。お台場へ用があり、初めて「ゆりかもめ」に乗りました。ゆりかもめって、フェリーみたいなものだと思っておりました。ああ。出かける前が慌ただしくて、どんな美術展が開催中だとか全く調べている余裕がなかったのですが、お茶した知人に教えていただき、埼玉県立近代美術館の「小村雪岱とその時代」展を見に行きました。「雪岱を見るために上京してきたのかと思った」とのこと。イエイエ。立っているのも少しつらいくらい体調がすぐれず、雪岱以外の作品も多かったものの、けっこう楽しめました。金子國義の所蔵作品もあり。去年、古い雑誌で見かけた小説の挿絵に、一枚気に入ったものがあったのに、その絵は見られず。小説のタイトルも憶えていなくて、あの雑誌を買っておけば良かったのかと少し後悔。図録を購入。久しぶりに何か鏡花を読みたくなります。
丸善に寄ったら『きょうの猫村さん』の仏語版を発見。買わなかったけれど、猫村さんやおばちゃんたちがフランス語を喋っているのを見て、少し興奮しました。