あまり面白くないよ、といわれていたものの、反抗期なので読んだら、本当にあまり面白くなかった。なんだか物足りなくて、それと文体が苦手。この作品、ちくま文庫なら新刊で買えるのだと、本屋さんに行った時に気付いた。「せどり」という言葉の使われ方が、本を知らないとできないことから、本を知らなくても携帯電話等の端末があれば誰でもできることに、広がったというのか転がったというのか。と、いうことに関しては少し複雑な気分。
- 『魔女ジェニファとわたし』Jennifer, Hecate, Macbeth, William McKinley, and Me, Elizabeth(E・L・カニグズバーグ E. L. Konigsburg 松永ふみ子・訳 岩波少年文庫)
カニグズバーグの作品をたぶん1冊も読んでいなかったので。子どもの心理描写の上手さは、クリアリーを思い出させる。次は『クローディアの秘密』かしら。
- 『チョコレート工場の秘密』Charlie and the ChocolateFactory(ロアルド・ダール Roald Dahl 田村隆一・訳 ジョセフ・シンデルマン・絵 評論社)
これも、ティム・バートンの映画しか見ていなかったから。そういえば、ヴェルーカ・ソルトという美人さんのバンドがあったよね、って、この作品が話題になる度にいっている気がする。
初めて『霧のむこうのふしぎな町』を読んだときは、かなり気に入っていたのに、それっきりで、こんな作品があることも知らなかった。今はどちらも新装版になったようだけれど、馴染みのあるこちらの絵の方が良いな。
- 『悪童日記』Le Grand Cahier(アゴタ・クリストフ Agota Kristof 堀茂樹・訳 早川書房)
これも、あまり興味がなくて未読だったので。あたし、双児好きなくせに。やはり好きじゃなかったけど、そのうち続編も読むつもり。
有名なのに読んでいなかったものを積極的に消化中。ほかは、また後日。