読んだ本

  • 『愛しているといってくれ』Tell Me That You Love Me, Junie Moon(マージョリイ・ケロッグ Marjorie Kellogg 榊原晃三・訳 ハヤカワNV文庫)

どちらも厳しい話だけれど、『愛しているといってくれ』の方が優しい。好き。ベストセラーだったようで、ライザ・ミネリがジュニー・ムーン役で映画化された『愛しのジュニー・ムーン』も見てみたい。小説では顔全体に硫酸をかけられていたけれど、映画では顔の半分は元のままだったみたい。そうだよねえ。

手許に3冊揃ってるのかと思っていたのに、よく見たら2作目の『ふたりの証拠』の代わりにこれだったので。この作家は合わない気がする。

マチルダ・メイが出ているので映画は見たことがあるものの、ほとんど記憶に無いからか、ものすごく楽しめた。この作家は好みのような気がする。「後味悪いよ」と何度も警告されていたけれど、悪くても構わないのよ。映画も、もう一度見たい。


怪物―アゴタ・クリストフ戯曲集