悪夢からの救出

一昨日の朝、一度目が覚めてからまた眠ってしまったときの夢。学校の校舎のようなアパートのような少し古びた建物で、ここで自殺したか殺されたかした人の話などを聞いたような気がします。気付くと一人でその建物の横を通り過ぎようとして裏側を見ると、庭のようになっていて、ついそちらへ入って行きました。雑草のような植物が生い茂るそこには、うねうねとした飛び石に沿うように本が積み上げてありました。それらが妹の本だと知っていました。奥に行けば、あたしの所有物であった何かがあると思っていました。
ざらしの棚にいくつかのがらくたを確認し、元の道を戻ろうとすると、通ってきたはずのところに草や木の枝が伸びて塞がれており、手で無理にかき分けてでもしないと進めない状態でした(これは、今年の夏に訪れた貝がら公園がトラウマになっているような気がします。そういえば、あの話はまだしていませんでしたね)。そして、植物にはいくつもの蜘蛛の巣が作られており、10匹近くの大きめな蜘蛛が居ました。丸々と太った毛の生えたようなやつではなく、身が小さく脚が長いタイプだったのがせめてもの救いでしょうか。それでも耐えられなくて、どうにかなりそうで、何度も何度も叫び続けました。叫び声の振動で木と蜘蛛の巣が揺れて、何匹かがこちらへ迫ってきました。蜘蛛の巣には直径6cmか7cmくらいの厚めで型押しされたきれいな模様のあるクッキーというのかガレットというのかそんな感じのものがかかっていて、振動でひどく揺れていました。それは蜘蛛の卵なので、それが落ちたら割れて蜘蛛の子が散って蜘蛛まみれになる、そう思いつつ、それでも叫ぶのをやめませんでした。
そこで電話が鳴り目が覚めました。これから来る予定のバルタザールからでした。寝ぼけて何度も電話を手から落としていました。電話がなくてそのまま夢が続いていたら、というのは考えたくないです。