アステカの夢

母と妹その2、そしてなぜか学生の頃に一緒にパリに行った友達2人と、近郊のどこかへ法事に出掛けた。たぶん他の親族も一緒。カフェで会計を済ませる間、壁に並ぶフライヤーの1つが目にとまった。夜に開催されるライヴのようで、演奏している人たちが何人か見えるのだけれど、それよりもその背景にアステカ文明みたいなモチーフがいくつも彫られた石の巨大な四角い壁のようなものがあって、わさわさと緑に覆われている。マヤ文明っぽいのかもしれない。どこだか知らないけれどすごく気になる。こんなものに一人で参加したら生きて帰れないかもしれないし、手に取ったものを元に戻した。

宿泊施設(ホテルと呼べないような、病院に近いもっと簡素な「施設」といった様子)に戻って、食堂の窓から外を見ると、先程写真で見た巨大な石造りの建造物が目の前に迫っていた。50センチも離れていなくて窓を開けたら手が届きそうなくらい。水の滴る植物に覆われて熱帯のよう。窓から見渡そうとしても、距離が近過ぎて全体像がよく分からない。こんな近くにあったとは。すぐにでも外へ出て見に行ってみたいけれど、一人で行くのは怖いような。そうしているうちに母が来て、もう帰るわよと言われて目が覚めた。

行ったことも無いしよく知らないのに東南アジアの遺跡のような所は時々夢に見る。アステカ文明等の中南米の文明については子どもの頃に好きでよく本を読んだりしていたのに、たぶん夢に見たことが無かったから、なんだか嬉しい。

 

気になる建築と言えば、BB Brunesの「Habibi」で見られる、不思議な建物というより町? 町サイズの一つの芸術作品? 階段の部分だけ見るとなんだかエッシャーの絵のような。どこの何なんだろう。行ってみたい。この曲を聴きながら新しいアルバムを楽しみにしている。


BB Brunes - Habibi (Clip officiel)