見た映画

『アクトレス 女たちの舞台』を見た時に「次は彼女を主役にして映画を撮って欲しい」と書いていたし、公開前から楽しみで楽しみでたまらなかった作品で、期待を裏切らず、ある意味裏切って、ものすごく良かった。好き。何度も見たい。クリステン・スチュワートは何を着ていても素敵。バンジャマン・ビオレが出演するのも楽しみの一つだったのだけれど、役名が「Victor Hugo」っていうのがずっと気になっていて、「え? あの『レ・ミゼラブル』の? 現代劇じゃないの?」と疑問だらけで行ったら、本当にあのユーゴーだった! しみじみ声が良いな。妹らにも「バンジャマンがユーゴーだから見て!見て!」と会うたびにしつこく言っていた。ユーゴーのつながりで『アデルの恋の物語』を久し振りに見たくなってしまった。
それから、こちらでも『アクトレス』でもモカエキスプレスでコーヒーをいれていて、それを見る度に思うのは、あれを上手く使えるようになりたいということ。昔々、知人の影響で欲しいなと言ったら妹が買ってくれて、小さいのを持っているのだけれど、美味しくいれられたことが無くて、ミルクと砂糖を多めに入れてごまかして飲んでみたりしている。もともと圧倒的に紅茶の方が好きで毎日ミルクティだし、店に行っても大抵カフェ・オ・レなどを頼むし、人の言う美味しいコーヒーというのが、どういうものかよく分からなくて、まずモカエキスプレスでいれたコーヒーのお手本というのか、美味しくいれられたものの味がどんな感じなのか知りたい。ドリップ派の知人には、ホームセンターの安いのでいいからコーヒーミルを買うと全然違うと言われた。
あと、これも映画のストーリーに全然関係ないどうでもいいことだけれど、森に囲まれた古い素敵な建物に住んでみたいなあとぼんやりと思ったりもするものの、実際に一人で住んだら発狂しそう。生きていない人が出てきても、ホラー映画でよくあるように、生きている人が窓の外に立っていたりしても、想像するだけで気絶したい。

楽しい。ルイ・ガレルがナレーションで、姿は見られないと知った時は悲しかったけど、見てみたら、これは彼向きの役では無いなあと勝手に納得した。


以下、DVDなどで見た。

良かったけれど、辛いから、もうしばらく見たくないかな。不良少年役の俳優さんが道で石を投げられたりしなかったか心配。

ネオン・デーモン』は、なんだか入り込めずに見ていてさめてしまったりしたのだけれど、これは良い! かなり好き。ライアン・ゴズリングだと、緊迫した中でも安心して見ていられる。

『ドライヴ』より面白い。チャンさん、すごい。意外とかわいい歌声なのも良い。実際のカラオケは苦手だけれど、カラオケのシーンがある映画は好き。

理不尽な目にあったり腹立たしくなった時でも、この映画を見返したら、元気になれそう。細かいことはどうでもいい。ジェレミー・レニエといえば、『最後のマイ・ウェイ』を見たい。ドヌーヴとバンジャマンが一緒に歌っているバージョンは劇中では流れないの? 

カーヴァーの「愛について語るときに我々の語ること」の内容が思い出せなくて読み返したいのに、どこに本があるのか分からない。


それから『T2 トレインスポッティング』のために『トレインスポッティング』を改めて見てみたら、公開当時は、PULPの曲が入っているからサントラも聴いて何か月も前から待ち構えていたのに、イギー・ポップの曲がかかって走っているところだけで充分くらいにしか思わなかったような、『シャロウ・グレイブ』の方が単純に面白かったような、もうほとんど記憶も無かったのだけれど、今見たら、意外と良かった。ユアン・マクレガーの、女の子が学生だと知った時の様子には、ちょっと感動した。20年前の、薬の中毒で犯罪も平気で犯して仲間も裏切るような奴でも、未成年を相手にするのはダメなのね。20年後の自分の周りの一部の人の普段の言動と比べて、こんなことに感動するのは、なんだか悲しいけれど。そして結局、2は見に行けなかった。


今年前半は、色々なことに気を取られ過ぎて、やりたいことがあまり出来ていなかった。映画も楽しみにしていたものすら、なかなか行けなかったり。上の記録も、随分前のものが含まれるけれど、とりあえず書きかけてあったメモをまとめた。体力つけつつ、後半はガツガツ攻めたいな。でも、暑くて。


バンジャマンといえば、最近、何度も眺めている。良いなあ、ライヴ見たい。

Alcaline, Le Concert - Benjamin Biolay