美味しかったもの・イン・パリ

はりきってパリ関係の本や雑誌をあれこれ見ていったというのに、それもほとんどお菓子関係だというのに、考えたら有名なお店の有名なお菓子って、ほとんど食べてきませんでした。RADUREEは行列を見て引き返しました。FORÊT NOIREは、閉店か改装か移転か、店が閉じられ張り紙がされていました。ショコラ・ショーを味わおう、秋だから栗のお菓子を食べてこよう、なんて思っていたのに、チョコレートのお店に一軒も入りませんでした。仕方がないので、もう少し寒くなったら、ジェフリー・スタインガーテンの本のピエール・エルメによるレシピで作ります(これ、今確認したら、材料に「蒸留水」ってあるのだけれど、水道水やアルプスの天然水ではダメでしょうか)。

通り道にあったので、MAISON KAYSERには入りました。知らぬ間に名古屋にも2店もできていたのですが、どちらも入ったことがありません。パンも美味しいし、試食させてくれたタルトも良かったけれど、量り売りしているミニ・フィナンシェが気に入りました。一口で入ってしまう小さなドーム型のもので、きちんと焼き色がついて表面が固めで、かなり好みの食感。買うと裏切られることの多いフィナンシェだからか、ちょっと感動しました。緑色のきれいなピスタチオが特に美味しくて、帰る前にもう一度買いに行き、実家で感動を分け合っていました。日本の店でも普通に買えるのかしら。

そういえば、GÉRARD MULOTにてマカロンも買いました。適当に選んだら全てピンク色。もう少し変化が欲しいところですね。でも、久しぶりに食べたマカロンは美味しかったです。自分で作って失敗しているので、きれいなマカロンというだけでぽうっとみとれてしまいます。考えたら、ここもお菓子ならばいつでも買えるはず。日本ではまだ利用したことのない店ですが、今度見てみましょう。