『グーグーだって猫である』1

グーグーだって猫である』1(大島弓子 角川書店)を読んだ。大島弓子の作品は何度読み返しても泣いてしまったりするのだけれど、飼っている猫の話にはあまり興味がなかったので、ずっと手をつけていなかったもの。そのため、これを読んでいてサバがメス猫だったと初めて知って驚く。あの絵からオス猫だとばかり思っていた。一足先に映画を見てきた妹からも「サバが女の子だったって知ってた?」なんていわれて、妹にもオス猫に見えていたらしい。町田康といい、この大島弓子といい、読む前は「猫の話よりもさあ」なんて思いつつ、読み始めるとまるで知り合いの猫のことを聞いているような感覚で夢中で読んでしまう。
グーグーだって猫である