見た映画

今年最初に見に行った映画。仏語の予告を見て以来、ずっと楽しみで、待ち遠しくて仕方が無かった。それにしても、この邦題。妹も「エッフェル塔って、」と。まあ『そして僕は恋をする』という邦題もひどかったし。でも、映画は素晴らしかった。デプレシャンの映画さえあれば、他のものが無くてもそれなりに楽しく生きていけるのではないかとすら思ったけれど、欲張りなのですぐに訂正。若い俳優が、どの人も素敵。特に主演2人の存在感! 何度も何度も見たくなる。麻薬のよう。
この作品を見に行く前に『そして僕は恋をする』をもう1度見て予習することが叶わなかったけれど、それのパンフレットのシナリオを読んでから見に行った。パンフレットに採録されたシナリオが役に立つ時が来るとはあまり考えたことがなかった。その後DVDも手に入れたので、寝る前にちまちまと見ていた。『Comment je me suis disputé... (ma vie sexuelle)』、英語では『My Sex Life... or How I Got Into an Argument』。もう、20年振りとは。若いって、なんだか理由も無く辛かったり、若いってだけで大変よねえ、と、よく分からないけれど何度も泣きそうだった。笑える部分も多く、178分もあるのに終わって欲しくない映画なんて。今年は、辛い事があったらデプレシャンの映画に逃避しよう。もちろん、ごきげんな時にも見る。

永遠に生き続けるような気がしていたのに、亡くなったのは少しショックだった。きれいな映画。最後の主人公が駆け出すあたりからは、ものすごく説得力があるような気がした。

お外へ出てきたQにハラハラ。やっと今回のボンドが少し好きになってきた気がする。

  • 『ペネロピ』Penelope(マーク・パランスキー Mark Palansky)

録画してあったものを。劇場に見に行ったのはそんなに昔でもないのに、衣装とインテリアがかわいい、マカヴォイ素敵、というくらいの記憶しか無く、初めにリース・ウィザースプーンの名前を見かけても、どこに出ていたっけ? と思ったくらい。ストーリーは思っていたものと全然違う展開で、自分がどの映画とごちゃ混ぜにしていたのか謎だ。記憶の無い自分を叱りたくなるくらい、良い映画だった。