『閉じられた裸身』

『閉じられた裸身』Sang Froid(シルヴィ・ヴェレイド Sylvie Verheyde)
 DVDで。バンジャマン・ビオレBenjamin Biolay)とローラ・スメット(Laura Smet)、美男美女を鑑賞するための映画。ローラ・スメットは知らぬ間にすっきりと痩せて、なんだかきれいになっていた。なんとなく親しみを感じさせるような顔。そういえば、彼女の母のナタリー・バイも『わたしはロランス』の時にかっこよくて気に入ったのだった。光の加減や色が心地良くて、この監督の他の作品も見たい。音楽も好み。Nous Deux the bandって、どんな方々か知らないけれど憶えておく。ストーミー・バグジー(Stomy Bugsy)も整った顔で、暴力や犯罪の無い映画で見てみたい。わりと気に入って、2回見てから妹に貸している。
 それにしても、この邦題は何なの? 意味もよく分からないし。去年、見たいと書いていた『La Dame dans l'Auto avec des lunettes et un fusil』 が『アナザー 疑惑の殺意』という邦題になっていると知った時も驚いた。劇場で上映しないでDVDだけ出す気満々みたいなタイトル。東京では上映されるみたいだけれど、全国で公開されるの? なんで『新車の中の女』ではいけないのかしら。それに、この邦題って、タイトルでもうネタバレしていないか? デプレシャンの邦題も変だったし、フランス映画(に限らないかも)の邦題を決めている人たちって、それを本気で見たいと思っている人に喧嘩を売りたいのかな、とすら思う。だけれど、日本語の字幕付きで見られるのは、ありがたいのかなあ。
閉じられた裸身 [DVD]

すっごくすっごく好きで好きで、生涯のベスト10に入りそうな(と言いつつ、実際に選び始めたら30くらいあって絞れなくて困ってじたばた泣いてしまいそう)映画に出会ってしまったので、それについて早く書きたい。