生姜の砂糖漬けとはちみつのジンジャースナップ

『アマンダの恋のお料理ノート』(アマンダ・ヘッサー 渡辺葉・訳 集英社文庫)P37「ショウガの砂糖漬け入りとはちみつのジンジャー・スナップ」を作ってみました。『COOKING FOR MR.LATTE』(AMANDA HESSER NORTON)P29の「Mountain Honey Gingersnaps with Candied Ginger」。生姜の砂糖漬けやスパイスの効いたクッキーです。ピーカンナッツの代わりにクルミを使い、mountain honey(って、どんなはちみつ?)かherb honeyとあるのを、蕎麦のはちみつとレンゲのはちみつを混ぜて使いました。特に意識して食べたこともなく作ったこともないものなので、これで本当に良いのかよく分かりませんが、生姜の辛さがわりと口に残るスパイシーでなかなか刺激的な(決して強すぎない)、コーヒーと一緒に食べたくなるクッキーです。焼きたてが冷めた頃はさくっとしていたのに、乾燥剤と密閉容器に入れてもしんなりしてしまうのは乾燥剤が足りないのかしら、焼きが足りないのかしら。家族には「ソフトなクッキーかもしれない」と思わせ、「おいしい」といわせてきました。生姜の砂糖漬けが残っているので、今度は「さくっ」を持続させていものです。

それにしても前から何度か出てきましたが、この本の翻訳はひどすぎます。「塩 小さじ2」とあるので、しょっぱそうなクッキーだなあと思ったら、原文では小さじ1/2、バターも「1 1/2sticks」なんて使わない単位だけれど1ポンドのバターが4sticksらしいので、210gでなくて約170gでは。日本と単位が違うので難しいかもしれないけれど、それ以前の単純なミスも多いし。前から実用書の間違いは許せなくて、この本は実用書とはいわなくても、フードライターの本でレシピ部分の間違いがここまで多いのはちょっと。もう寝て、起きたらこの甘いクッキーでも食べて腹立たしさを押さえましょう。おやすみなさい。
アマンダの恋のお料理ノート (集英社文庫)   Cooking for Mr. Latte: A Food Lover's Courtship, With Recipes