3月に見た映画

レンブラントの夜警』NIGHTWATCHING(監督:ピーター・グリーナウェイ)を見に行った。ここ何作か見ているのが辛くなってくるようなものだったとしても、それでも彼の作品となると見に行きたくなってしまう。あまり期待はしていなかったけれど。なんだかテレビ番組を見ているような感じで、映画っぽくなかった。ぞくっとさせてくれるような美しさがない。昔の作品は、あまりに情報量というのか刺激が多すぎて、色とか音楽とか感じ取りたい吸収したいものが多すぎて、集中しすぎるせいか途中で疲れてもったいないと思いつつ眠たくなったりしたものだけれど、この作品はなんだか単純に退屈で眠たくなる感じ。結局彼の作品で好きだったのって、マイケル・ナイマンと組んでいた頃のものだけかも。それにしても、彼の作品って、どれも出てくる俳優が記憶に残らないというのか、俳優が魅力的に映らないのはなぜかしら。こんなことをいいつつ、新しい作品ができたら、またスキップしながら見に行ってしまうのだと思う。