クスクスを作った

雨の中を歩いていて、塀にカタツムリがゆるゆる動いているのを見かけると、じっと見入ってしまうのだけれど、1軒の塀に11匹もいるのを見かけたら、さすがに少し怖くなった。ナメクジの『スラッグス』を思い出して。小説は面白かったものの、あれは映画の方はあまり見たくないような気がする。でも、カタツムリなら、グリーナウェイの『ZOO』を久し振りに見たい。

 

シェフが風邪なのか寝込んでいて、自分の食べる分は作ることに。クスクスの箱を買ったまま使っていなかったので、『お鍋でフランス料理』(パトリス・ジュリアン 文化出版局)から。あたししか食べないので、たまにしか作れないし、この本のものが気に入って、もう他のレシピを探す気があまり起こらない。でも、この季節、部屋が暑くなるし、煮込み料理なんてあまりするものではないのかもしれない。シェフは、匂いがきついと言って別の部屋へ逃げてしまった。一度作ると材料を控えめにしても大量にできてしまうけれど、あたし一人なら同じものが続いてもわりと平気で、何回分もの献立を考えなくていいから、仕事のある日は特に、煮込み料理って好き。ル・クルーゼのココットが勝手に美味しくしてくれるしね。この重たい鍋を持ち上げられるくらいの力は維持したい。

 

お鍋でフランス料理―ビストロの味、田舎の味

お鍋でフランス料理―ビストロの味、田舎の味