- 『ハンバーガー殺人事件』So the Wind Won't Blow It All Away(リチャード・ブローティガン Richard Brautigan 松本淳・訳 晶文社)
読みたくて読みたくて買ったわりに大事にそのまま取ってあったのを思い出して。何をやっているのだろう。良い!! くすっと笑えるのに、胸が締め付けられる。「愛のゆくえ」「ソンブレロ落下す」「西瓜糖の日々」等と同じくらい好きな気がする(そういうには、鱒釣りやビッグ・サーも読み返すべきかもしれないけれど)。以前、対訳の詩集を読んだらわりと読めそうで気持ち良さそうな文だったので、そのうちブローティガンは何か原文で読みたいな。
『体験のあと』(After the Hole)とその映画化された『穴』(THE HOLE)の話を実家でしていた時に、妹が「ホールといえば、あの児童書の方が浮かんでしまう」といわれ、そういえばこちらは読んでいなかったので。面白いのだけれど、上手くまとまり過ぎているというのか、何か物足りない。