見た夢

森の中の山荘で、検死の実習の合宿か? 運ばれて来たのは、小さな銀色のトレイにのせられた、赤黒い腐りかけた肉の塊みたいなもの。蛆というよりも、ゆでたスパゲティのような白く長いものがうごめいていて、トレイを手にしていた女の子に、そのスパゲティがくっついて、女の子が悲鳴をあげている。あんなものは触りたくないし、せめてビニールの手袋が欲しいのに、あたしが持っているのは、穴のあいた汚れた軍手みたいな頼りないもので、気が滅入る。別の部屋に行こうとすると、踊り場には知人(男性)が毛布にくるまって転がってTVを見ていた。調理室に入ると作業台に大きなボウルがいくつもあって、それぞれ、ピンク色や緑色の、餃子のタネみたいなものが入っている。コンニャクになるらしい。それをヘラでかき混ぜながら、あんな腐った肉を触った後で食欲なんてないだろうし、先に食べたいと思う。白く明るい洗面所に入ると、美女があたしを見つめていて、なんだか不思議な良い雰囲気になる。