見た映画

楽しい!! サム・ライリーがダーシー! と浮かれて出掛けて行ったら、彼はもちろん、姉妹が素敵で、普段運動とは無縁の生活をしているのに、ゾンビに備えて武術を習いたくなってしまう。でたらめに腕を振り回している。昔、TVで少林寺の映画などを見た後の父親が鬱陶しく感じられたけれど、今のあたしって、まさにそんな感じ? あんなドレスで戦いたい。原作は翻訳が出るのを楽しみにしていたくせに、買ったままにしてあった。そのうち読みたい。

この事件のこと自体を知らなかった。記憶が無いだけか。あたしの誕生日でもあった日なのだけれど、自分は何をしていたのか? 素直に作られているようで、歪みのようなものが感じられる、なんだか不思議な映画。クリントって変な人だったことを思い出させるような。なぜか『真夜中のサバナ』を思い浮かべていたけれど、なんといっていいのか分からない、妙な感じ。好き。
 飛行機って、自分が乗った時は、気圧の変化で気分が悪くなることはあっても事故の心配をしたことはなかったのに、この映画を見ていたら、あんなに大きくて重たいものが空を飛ぶなんて、ひどく異様なことのように感じられた。だからといって、もう飛行機に乗りたくないとは思わないけれど。

録画してくれたものを。1は未見。「汚らしいから、途中で見るのやめた」という話も聞いたけれど、気持ちは分かる。殺人鬼一家が襲われる側にまわった辺りから、結構楽しくなってきて、最後は、ちょっとずるいと思いつつ、なんだか満足したような気にさせられた。

  • 『バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所』Berberian Sound Studio(ピーター・ストリックランド Peter Strickland)

録画してくれたものを。こちらは、既に見た人からすすめられた。露骨に『サスペリア』などを思い起こさせておいて、ブラックな職場で追い詰められていく男という現実的な話。野菜を切り刻んで殺人のシーンの音を表現したりする仕事の様子はとても面白い。


以下、随分前に書きとめて、そのままになっていたもの。

DVDで。カットされた部分が60分くらい特典映像で付いていて、こういうものは編集による作品の完成度とかは割とどうでも良いから、劇場で本編だけ見るよりもDVDで全部見られて良かった気がする。ホドロフスキーとセドゥーとの再会とか。

DVDで。

DVDで。エゴヤンは『エキゾチカ』しか見ていないけれど、あまり良い印象が無くて、ケヴィン・ベーコンコリン・ファースが目当てなだけだった。雰囲気だけで進んでいく感じがエゴヤンっぽいと思いつつ、ハリウッドバビロン的な話で楽しかった。ケヴィン・ベーコンの声が好き。

  • 『レボリューショナリー・ロード』Revolutionary Road(サム・メンデス Sam Mendes)

DVDで。強烈だった。以前、Richard Yatesの『The Easter Parade』を読んで、それでこの映画を見たくなったのだけれど、彼は人を打ちのめす天才のような気がする。これも原作を読みたい。ケイト・ウィンスレットはすごいな。ディカプリオは特に好みでないけれど、そういえばディカプリオって可愛かったんだなあと、この映画を見て思い出した。極端な性格や極端な状況に置かれた人を演じるより、こういう普通に居そうな人を演じた方が良いように思う。