Sherlock

映画じゃないけれど。BBCの『Sherlock』を最後まで見た。シーズン1しか見ていなくて、シーズン1から3のセットを買おうかと思っていたものの、シーズン4ができると分かっているのならもう全部揃うまで待とうか、と、じっと我慢していて、4シーズン分と『The Abominable Bride』の揃ったボックスセットが出てから、UKのAmazonでDVDを買った。そんなわけで、今頃ひとりで盛り上がっていた。
注文してから思い出したけれど、Sherlockって、早口でよく喋るので、だから以前友人が貸してあげようかと言ってくれたのも無理だろうからと断ったのだった。英語の字幕が追えないし、追えたとしても全て理解できるわけでもないし、シーズン1は録画してもらってあったBSの吹き替えを見てから英語字幕で見た。シーズン2からはなんとか英語字幕だけで。
カンバーバッチは手や指がきれいで、スポイト等の器具を持って作業する姿や、胸の前で指を組む様子に、くらり。人の指を眺めてここまで興奮するのって、デヴィッド・シューリス以来か。たぶんもっといるけれど、今、忘れているだけ。『眺めのいい部屋』や『モーリス』の頃にあたしのアイドルだったルパート・グレイヴスも居るし、ものすごく楽しんでいる。マイクロフトが可愛らしくて、ときめく。『The Final Problem』の最初に自宅で一人映画を見ている姿に、きゅんとなる。
『The Abominable Bride』は劇場で公開されていた時、単発のそれだけで楽しめるものだと勝手に思っていて、劇場で上映されているものは劇場で見ておいた方が良いのかなあと考えたけれど、行かなくて本当に良かった。きっとわけが分からなかった。ドラマをシーズン3まで楽しんだ人のためのプレゼントみたいなもので、あれはあれで楽しい。
シーズン4は、2話目まで少し辛いものの、最終話は結構楽しめて、前の回にあの場面を撮ったこと、最終話を作るときに忘れちゃったのかな?っていうこともあったり、気になる所も多いけれど、見終わった後は満足している。黙っていられなくて、今後も見る気の無さそうなバルタザールに毎日一方的にあれこれ話すばかりだったので、日本での放送日もやっと決まったし、早く妹らと「○○が△△っていうのは、ちょっと納得いかないよねー」とか話しあいたい。きっちり細かいところまで理解できているわけでもないので、もう一度、それからパイロット版なども見ていきたい。

Sherlock - Series 1-4 & Abominable Bride Box Set[DVD][PAL](Import)