建築ワークショップ

脇田美術館の「建築ワークショップ Vol.4」に行った。藤森照信と馬場璋造のシンポジウムありというチラシを藤森センセイのファンにあげたら、数日後には軽井沢行きが計画されていたのだ。「建築の未来とは」というトークは楽しく、帰ったらもっと彼の本が読みたいなあと思った。実は脇田和という名まえを聞いてもぴんとこなかったのだけれど、置いてある絵本を見ると小さい頃に見たような気がした。西瓜と鳥の絵や、上からぶら下がった兎の絵など可愛らしくて気に入る。吉村順三が設計した、普段は公開されていないアトリエ山荘見学の順番を待つ間、中庭にて用意されたワインなどいただく。柿を皮の付いたまま齧るのは初めての経験。昼ご飯を食べた店のものよりも、その数日前に友人と入ったフランス料理の店のものよりも、パンがおいしかった。アトリエは住みたくなるくらい素敵。アトリエに置かれた机から眺められる景色がとても贅沢な感じ。遠くまで来た甲斐あって、良い時間を過ごすことができた。

美術館を出てから少し歩いていると、「『マリみて』で祐巳たちが食べていたソフトクリームの店って、あそこじゃない?」といわれ、そういえば祥子さまの別荘に行った話があったわねえ、なんて喋っていた。それにしても、よく憶えているなあ。