ドーセットアップルケーキ

紅玉を見かけるとつい嬉しくなって買ってしまい、りんごのお菓子を探していました。やさしい味のものでなく、もっとしっかりスパイシーな、どっしり素朴なケーキを求めていたのです。『英国・紅茶とケーキのおいしい旅』(実用書編集・編 集英社)から「ラズベリー&アップル・ケーキ」を作ってみました。ラズベリーをレーズンに変更して。同じサイズの型を使ったのに、なぜか背の低いケーキとなりましたが、なかなか悪くない味ではありました。けれど何か物足りなかったのです。

その後、『エル・ア・ターブル』No.40 NOV 2008(特集:「小皿」な料理に夢中!)から「ドーセットアップルケーキ」を作ってみました。20cmの正方形の型で。レモンはメイヤーレモンに、ヘーゼルナッツはアーモンドに変更。りんごの赤い皮がきれいだったからむいてしまうのが惜しくて皮のまま使ったけれど、食べやすさ、舌触りなどを考えるとむいた方が良かっように思います。温度は高過ぎるような焦げてしまうような気がして少し下げてしまって、これも本の通りに進めた方が良かったです。途中で温度を上げました。反省点もあるものの、かなりお気に入り。そして好評。また来年も作りたいです。初めて知ったケーキの名まえでしたが、Dorset apple cakeで検索すると数多くのレシピが出てきます。少し研究してみましょう。
この連載はスタイリングも素敵で乙女心が疼きます。素敵な食器をいろいろ集めたくなります。

ケーキを作る度に半分を実家に持って行き、実家に帰る度に妹や母の作ったりんごのマフィンやジャムを貰い、楽しく物々交換しております。