2007-01-01から1年間の記事一覧
もう12月だというのに、紅葉を見にお出かけしていました。様々な色の山も、枯れ葉を踏む音も、冷たい空気も、寂れた遊園地も、降りたことのない小さな街も、胸を少しきゅっとさせました。思いの外たくさん歩いてお疲れです。おやすみなさい。
『ロリータ』(ウラジーミル・ナボコフ 若島正・訳 新潮文庫)を読み終えた。読みたかったのに、しばらく前まで部屋の中で行方不明になっていて、やっと。可笑しくて哀しくて夢中。ついジェレミー・アイアンズを浮かべながら読んでしまう。詳しい注釈も楽し…
師匠とごはん食べてお茶していました。自分のやりたいことをきちんと計画立ててやりなさい、いつまでも人に頼ったりしないで自分で決めなさい、自立しなさい、などと久しぶりにいわれてしまいました。もうしばらく甘えさせてくださいよう。
『“何度も試作してようやくたどりついた”ほんとうに作りやすい焼き菓子レシピ』(稲田多佳子 主婦と生活社)から「りんごのカントリーケーキ」を作りました。これは去年も作って好評でした。スパイスが入らないのでクセがなく、しっとりして、アーモンドパウ…
『「ル・クルーゼ」で、つくりたい料理』(平野由希子 地球丸)にあった「骨つきチキンカレー」を作りました。この本、お気に入りです。飴色玉ねぎの作り方がちょっと驚き。スパイスは、コリアンダーやガラムマサラなど、あるものを適当に。さらさらよりとろ…
知人から電話があり、何かと思ったらRADIOHEADの新作がネットからしか買えない、自分はクレジットカードが無いし買っておいてくれないか、とのこと。そんなことになっているとは知りませんでした。RADIOHEAD好きの妹にもついでに注文しておくか聞こうと思っ…
仕事で早朝から遠出していました。普段よりも2時間早く起きるため、人に電話で起こしてもらい、新幹線では眠っていました。そのときに見た夢。 ふと目を覚ますと、よく晴れた昼の山の中を走る電車の中でした。隣りに居るはずの恋人がおらず、周りを見渡すと…
三浦俊彦の『エクリチュール元年』が青土社から出ていて少し驚きました。この作品は好きでしたが、この本を持っているのか借りて読んだのか記憶がなくて今日は買わずに帰ってきました。加筆もされているようなので読みたいです。
『キッスで殺せ』KISS ME DEADLY(監督:ロバート・アルドリッチ)を見に行った。このいかしたタイトルにひかれてビデオでは見たことがあったのだけれど、この機会に久しぶりに見たくなって。最初からわくわくしっ放し。好き。 『ブラック・スネーク・モーン…
『高野文子作品集 絶対安全剃刀』(白泉社)を読み終えた。乙女なおばあさんの話「田辺のつる」と、「アネサとオジ」のアネサが好き。「うしろあたま」はちょっと泣けちゃう。
『高野文子作品集 絶対安全剃刀』(白泉社)、『るきさん』が好きなので、気になっていたこれも買ってみた。 『中井英夫全集12 月蝕領映画館』(創元ライブラリ)、出たときにすぐ買おうと思ったのだけれど「こんなに薄くて高い文庫を買うのはいやだなあ」と…
妹が買ってきたボジョレー・ヌーヴォーを飲みましょうといわれたので、『「ル・クルーゼ」で、つくりたい料理』(平野由希子 地球丸)にあった「レンズ豆のサラダ」を作って持っていきました。蓋して20分ほど煮るとあったので、タイマーつけて他のことをして…
お腹が痛かったので、部屋で編み物をしていました。パリで買ってきた毛糸が使いたくて。端の始末をするのにかぎ針を探したら見当たらず、仕方なくカニ用フォークを使いました。カニ以外の役に立つとはね、素敵。でも、かぎ針を買いにいかなくては。
『パルプ』(チャールズ・ブコウスキー 柴田元幸・訳 新潮文庫)、読みたかった本が見つかった。文庫じゃない方が装丁は好みだったけれど、この際、贅沢はいわない。嬉しい。 『「ル・クルーゼ」で、つくりたい料理』(平野由希子 地球丸)、『料理研究家の…
雑穀入り白米のごはん、週末に作ってもらったおでん、カニ。スミマセン、ごはんを炊く以外、何もしていません。週末に食べたカニが沢山残っていたのを一人で食べました。カニを黙々と食べるのって、元々孤独な行為のようだから一人で食べても同じかというと…
『辻静雄コレクション 2 料理人の休日 エスコフィエ』(ちくま文庫)を読み終えた。「エスコフィエ」は面白くて一気に読んでしまった。「料理人の休日」は興味深い話が多くて、何度も読み返したくなる。この人の文章って話題が料理にとどまらず広がりがあっ…
『ボルベール』のペネロペ・クルスが働く食堂のような店の、従業員用の部屋なのか狭く暗い部屋で、10人くらいの人が床に座り江原啓之にいろいろ質問していました。あたしの順番が来るちょうど前に、彼がもうそろそろ時間だからと立ち上がろうとするので、明…
映画見たり、ちょこっと買い物したり、楽しく過ごしておりました。またちびちびと報告していきます。
『ずっとお城で暮らしてる』(シャーリイ・ジャクスン)、ちょっとわくわくさせるタイトル。怖いのだそう。
ちょっと熱っぽいです。なので今日はおやすみなさい。
『キッチン・コンフィデンシャル』KITCHEN CONFIDENTIAL(アンソニー・ボーデイン 野中邦子・訳 新潮文庫)を読み終えた。ゴードン・ラムゼイの『Hell's Kitchen』か何かを見ながら、あたし、こんなふうに怒鳴られたら泣いて帰っちゃう、なんてどきどきして…
文化のみち二葉館(旧川上貞奴邸)にて開催中の「白壁の文士たち 久野豊彦と新興芸術派」展を見に行った。久野豊彦といわれてもぴんとこなかったのだけれど、龍膽寺雄とも関わりがあるといわれてついて行った。久野豊彦の字は可愛らしい。龍膽寺雄の署名も拝…
『地下室の箱』RIGHT TO LIFE(ジャック・ケッチャム 金子浩・訳 扶桑社ミステリー)を読み終えた。アメリカ版の表紙なら、恥ずかしくてきっと買えない。お尻に焼き印って、O嬢ね。きれいな可愛い人がせめられるのは楽しいけれど、『隣の家の少女』もこれも…
刈谷市美術館に「画家 岸田劉生の軌跡−油彩画、装丁画、水彩画などを中心に−」展を見に行った。以前から「麗子像ばかりずらりと一堂に集められた展覧会をやってくれないかしら」といっていたので「麗子、七変化。」なんて書かれたポスターを見てわくわく。一…
『ルートヴィヒ2世 ある王の栄光と没落』Ludwig II - Glanz und Elend eines Königs(監督:ヘルムート・コイトナー)を見に行った。全然知らない監督の特集だったのだけれど、面白くて他の作品もいろいろ見たくなった。きれいな絵本を眺めているようで、う…
脇田美術館の「建築ワークショップ Vol.4」に行った。藤森照信と馬場璋造のシンポジウムありというチラシを藤森センセイのファンにあげたら、数日後には軽井沢行きが計画されていたのだ。「建築の未来とは」というトークは楽しく、帰ったらもっと彼の本が読…
「美人画の三巨匠 清方・深水・紫明展」を松坂屋美術館へ見に行った。一度本物が見たいと思っていた「妖魚」が見られたのは幸せ。なんだか水死体のような(って見たことないけれど)白いぼってりした身体で、目がぞっとするほど怖い。これが家にあったなら、…
内藤ルネが亡くなったそう。寂しい。自伝に書いていなかったこと、もっと教えて欲しかったです。『こんにちは! マドモアゼル』か『薔薇の小部屋』でも眺めましょうか。静岡、京都、刈谷で「内藤ルネ」展が開催されるそう。一番行きやすいのは来年4月からの…
毎年忘れがちでしたが、今年もすっかり忘れておりました。開館5周年! を迎え、さらに1ヶ月ほどたっておりました。こちらに移動してきてからも半年くらいになるのでしょうか。昔からお付き合いいただいている方々も、最近来られるようになられた方々も、本当…
『地獄のコウモリ軍団』(バリー・ハナ 森田義信・訳 新潮クレスト・ブックス)、この血みどろの強烈な表紙には見覚えが。気にはなりつつ読んでいなかったもの。「ぐわぐわ込み上げる黒い笑い」とか「どすどす込み上げる黒い笑い」って、楽しみ。 『ジャイア…