2009-01-01から1年間の記事一覧

『猟人日記』

『猟人日記』YOUNG ADAM(監督:デヴィッド・マッケンジー)、DVDで見た。最近読んだ『白い太腿』のトロッキ原作なので、気になっていたもの。原作も早く読みたい。色調や空気の感じが好み。このユアン・マクレガーの役は、そそるものがある。R-18なのは少し…

『イー・イー・イー』

『イー・イー・イー』Eeeee Eee Eeee(タオ・リン Tao Lin 山崎まどか・訳 河出書房新社)を読み終えた。面白味に欠ける若い男の子に延々と話を聞かされて、もうそろそろ帰らせてもらいたいなあと、そわそわ落ち着かなくなる、そんな気分。もう何年も買って…

『きのこ文学大全』

『きのこ文学大全』(飯沢耕太郎 平凡社新書)を読み終えた。雨が続いてシーツなどが洗えない日が続いて「こんなにずっと洗濯しないでいたらサルマタケが生えちゃうわよー」と騒いでいたら、「実は年齢ごまかしているでしょう?」なんていわれたことがあった…

訃報

書き忘れていましたが、パトリック・スウェイジが亡くなったのには驚きました。最後に見かけたのは『ドニー・ダーコ』でしょうか。録画してある『ダンシング・ハバナ』を見なくては。このところ、お勉強だとかで落ち着かない日々ですが、時間がとれたら大好…

ラース・フォン・トリアー 2本

『奇跡の海』BREAKING THE WAVES、『マンダレイ』MANDERLAY(監督:ラース・フォン・トリアー)、DVDで2本続けて見た。この監督の作品は見る度にいやあな気分になるので全然好きではないのだけれど、両方ともまだ見ていなかったのと、気の滅入ることが多かっ…

『3時10分、決断のとき』

『3時10分、決断のとき』3:10 TO YUMA(監督:ジェームズ・マンゴールド)、少し前のことになるけれど、見に行った。音楽が西部劇っぽいなと思っていたら、同行者に「音楽が少しマカロニっぽかった」といわれ、あたしの見た少ない西部劇って、マカロニばかり…

ピンクグレープフルーツのグラニテ

『エル・ア・ターブル』No.44 JULY 2009(特集:夏の夜は、おつまみで一杯。)から、以前から気になっていたピンクグレープフルーツとジンジャーのグラニテを作りました。淡いピンク色や、口の中ですっと溶けてしまう儚さが乙女チック。生姜がきいて大人な味…

『フランス料理の学び方』

『フランス料理の学び方 特質と歴史』(辻静雄 中公文庫)を読み終えた。ある料理がどのように変化してきたかなどの歴史が面白い。料理研究の奥の深さ、果てしなさに目眩が。後ろの本のリストもすごい。ちくま文庫の三冊も楽しかったけれど、この本は良いな。

『怪船マジック・クリスチャン号』

『怪船マジック・クリスチャン号』THE MAGIC CHRISTIAN(テリイ・サザーン Terry Southern 稲葉明雄・訳 早川書房)、かなり前にいただいていた本を、風邪で寝転がっているしかないときに読んだ。大富豪グランド氏の、かなりしょうもないいたずらの連続。「…

『ブルー・ムーヴィー』

『ブルー・ムーヴィー』BLUE MOVIE(テリイ・サザーン Terry Southern 村上博基・訳 早川書房)を『怪船マジック・クリスチャン号』の後に続けて読んだ。テリイ・サザーンを2冊続けて読むなんて、すごいねえ、なんて笑われた。そうなのよ、この人の作品、そ…

『現代美術場外乱闘』

『現代美術場外乱闘』(都築響一 洋泉社)を読み終えた。鳥羽国際秘宝館・SF未来館は、恵比寿に持って来られた「ゑびす秘宝館展」に行ったときのことを思い出す。ちょうど来場者が他に誰もおらず、少し古びた人形の間を歩いていると、突然人形が動き出したり…

熊を放つどころではなかった

「ナイトZoo」というポスターで気になっていて、一週間くらい動物園が夜まで開園しているというのに行った。高校生か大学生かそんな頃に『熊を放つ』を読んで以来、夜の動物園というのはデートで行ってみたい場所の一つだったのだけれど、想像していたものと…

『コレット乱れる』

『コレット乱れる』COLLETTE ou Les Amusements de Bon Ton(スパディ Spaddy 中村康治・訳 CR文庫)を読んだ。ピエール・ルイスの『母娘特訓 セックス・レッスン』(大好き!)と同じCR文庫なので気になって、お借りして読む。CRって「コンパクト・ロマン」…

『マン・レイとの対話』

『マン・レイとの対話』Bonsoir, Man Ray(ピエール・ブルジャッド Pierre Bourgeade 松田憲次郎・平出和子・訳 銀紙書房/水声社)を読み終えた。ブールジャドなら、と以前に教えられていた本を貸していただいたので。楽しい。ぞくぞくする。きちんと彼の小…

『モーティマー夫人の不機嫌な世界地誌』

『モーティマー夫人の不機嫌な世界地誌 可笑しな可笑しな万国ガイド』THE CLUMSIEST PEOPLE IN EUROPE : Or Mrs.Mortimer's Bad-Tempered Guide to The Victorian World(トッド・プリュザン編 Todd Pruzan 三辺律子・訳 basilico)を読み終えた。強烈な内容…

要リハビリ

ちょこっと本屋をぶらぶらしただけで疲れて昼寝。久しぶりに食欲も出たので、ランチでなく夜に行ってみたかったビストロへ出かけてみたものの、デザートを注文する前にお腹がいっぱいに。あたしとしたことが。それでもお料理は美味しくいただけたから良かっ…

『とんでもない月曜日』

『とんでもない月曜日』All You've Ever Wanted, More Than You Bargained For (ジョーン・エイキン Joan Aiken 猪熊葉子・訳 岩波少年文庫)を読み終えた。たまに児童書を読むのも良いな。たぶん全然読んだことのなかった作家。月曜日が普通でないアーミテ…

『山梔』

『山梔』(野溝七生子 講談社文芸文庫)を読み終えた。先月、西荻ブックマークの「ガルボのように ――1920-30年代東京・モダンガールとしての尾崎翠」に行くと決めてから、ちくま日本文学全集の『尾崎翠』を出してきて「こおろぎ嬢」と「第七官界彷徨」だけ読…

『百一夜』

『百一夜』LES CENT ET UNE NUITS(監督:アニエス・ヴァルダ)、録画してあったのを見た。久しぶりに見てみても、次から次へとスターが登場し、映画のシーンが挿まれ、シネマ氏の周りにも様々なポスターだとかで、きょろきょろしているうちに終ってしまう。…

『海の百合』

『海の百合』LE LIS DE MER(アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ André Pieyre de Mandiargues 品田一良・訳 河出書房)を読み終えた。「人間の文学」のシリーズで金の鹿が素敵な本だけれど、帯に「フランス版『太陽の季節』!」!!! とあり、哀しい…

恢復中

月曜日の夕方、39度ちょっとの熱があり、それからずっと寝ていました。ときどき本を読んだり、「エル・ア・ターブル」の最新号でステーキとフリット、豚と豆の煮込みの写真を眺めて旨そうだなあと思ったり、たまたまついていたTVでギャル曽根がとんかつを1枚…

不思議の国のアリス展

ジェイアール名古屋タカシマヤの「不思議の国のアリス展 ルイス・キャロルとお伽の世界」を見に行った。チケットをもらったので楽しく見て来たが、これに入場料800円を払っていたら少々ご立腹だったと思う。日本人顔した棟方志功のアリスとか、お下げ髪にハ…

『白い太腿』

『白い太腿』WHITE THIGHS(アレグザンダー・トロッキ Alexander Trocchi 廣瀬順弘・訳 富士見ロマン文庫)を読み終えた。今気付いたが、カバーでは「WHITH THIGHS」になっていた。面白い! 好き。『ヤング・アダム』も、フランシス・レンゲル名義の作品も読…

『サンシャイン・クリーニング』

『サンシャイン・クリーニング』SUNSHINE CLEANING(監督:クリスティン・ジェフズ)を見に行った。最初に宣伝を見たときは『リトル・ミス・サンシャイン』とスタッフがほとんど同じなのかと思ったが、そういうわけではないのね。舞台が『ハイスクール・ミュ…

『愚者が出てくる、城寨が見える』

『愚者が出てくる、城寨が見える』Ô Dingos, Ô Châteaux!(ジャン=パトリック・マンシェット Jean‐Patrick Manchette 中条省平・訳 光文社古典新訳文庫)を読み終えた。全然知らない作家だったけれど、変なタイトルだったので、つい買って読み始めたら、夢…

暑さに負けたのか?

職場と家の往復だけなんとかこなし、家ではこてんと転がっています。血の気がすーっとひくってこういう感じに近いのかしらん、ということ屢々。野溝七生子の『山梔』を読んだり、眠ったり。

ホームベーカリー覚え書き

cuocaで買った「ライ麦粉(細挽)」を使いきりました。粉を400g使ううちの80gくらいをこれに置き換えてパンを焼いてきましたが、プチプチした食感が好み。また買いましょう。パンを焼くときに、その機械の最大の分量(1斤でも1.5斤でも焼けるのなら、1.5斤分…

いろいろと書きかけましたが、気付くと発熱していたので、今すぐ寝るように命令が。おやすみなさい。

大阪で花火など

PLの花火を見に大阪へ行っていました。こんな日にわざわざ電車に乗って花火を見に行くなんて、莫迦なんじゃないかしらん、と思いつつ、大雨の中を。ひどい雷雨でどうなるかと心配していたものの、無事に行われたのだけれども、ただ、きれいに円く見えたのは…

東京方面へ行った翌週末は西の方へ行っておりました。まだ疲れが抜けません。