読書

『Pourquoi tu pleures ?』から『新車の中の女』

ちょこっと臨時収入があったので、久し振りに少しCDとDVDをAmazon.frで買った。 『Pourquoi tu pleures ?』(Katia Lewkowicz) Benjamin Biolayが主演で、共演者もEmmanuelle Devosの他にも名前は知らなくても見たことのある俳優が多いため、この映画の存在…

読んだ本

『悪魔の夢 天使の溜息 ウィアードテイルズ傑作選』(大瀧啓裕編 青心社) 好き! 『猫の目でみたイギリスガイド』(パット・オールベック Pat Albeck 仙葉敦史訳 PARCO出版) かわいくないような、かわいいような不思議な猫。イギリスに旅行した時のことを…

読んだ本

『美貌帖』(金子國義 河出書房新社) もう出ないのだろうと思っていたので驚いた。そして、その後のことには、驚きは無かったものの、何と言って良いのかわからない。仕事と他の1つか2つくらいのことに気をとられて、色々なことが疎かになっていたけれど、…

読んだ本

『パリで出会ったエスニック料理』(にむらじゅんこ 木楽舎) 買ったままだったものを。しばらくパリに行く予定が無くても、知らなかったことが多くて、読んでいるだけでも楽しい。2006年の本で、2002年から2005年に雑誌連載されたものだそうだから、今は色…

読んだ本

『愛されたもの』The Loved One: An Anglo-American Tragedy(イーヴリン・ウォー Evelyn Waugh 中村健二、出淵博・訳 岩波文庫) 光文社の古典新訳文庫『ご遺体』と、どちらで読むかほんの少し迷ったのだけれど、中を見比べずに『ご遺体』という題がいただ…

読んだ本

『メデュウサ』(山岸凉子 朝日ソノラマ サンコミックス) 『ジェラルドのゲーム』Gerald's Game(スティーヴン・キング Stephen King 文藝春秋) 映画化されるとか。たぶん半分近くの場面でパンツ一丁の女性一人しか必要としないこの作品は、かなり低予算で…

『11/22/63』

『11/22/63』(Stephen King HODDER) タイトルは何と読むのか、今でもわからない。やっと読み終えた。 古本で見かけて、キングなら英語でも読みやすいのでは、と。結局、3ヵ月くらいかかったのではないかしら。英語で読むスピードの遅さと知らない単語の多…

読んだ本

『人間昆虫記』(手塚治虫) 出先にあったので待ち時間に。以前にも読んだけど、読み返しても面白いと思う。 『脂肪と言う名の服を着て』(安野モヨコ 主婦と生活社) これも出先にあったので待ち時間に。帰って来てから、完全版があることを知った。 『ONE …

ワイルド・アット・ハート

『新世紀読書大全 書評1990-2010』(柳下毅一郎 洋泉社)を読んで以来、何かバリー・ギフォードを読んでみたいと思っていたら、『ワイルド・アット・ハート』Wild at Heart(Barry Gifford 柴田京子・訳 文春文庫)を見かけたので。なんとなく懐かしい感じが…

読んだ本

『ヘヴン』(川上未映子 講談社) 『LEAN IN リーン・イン 女性、仕事、リーダーへの意欲』(シェリル・サンドバーグ Sheryl Sandberg 村井章子・訳 日本経済新聞出版社) フェイスブックはやっていないし、普段読まないタイプの本だけれど、意外と面白かっ…

読んだ本

『The Growing Pains of Adrian Mole』(Sue Townsend Puffin) Adrian Moleのシリーズ2作目、昔翻訳を読んで、これも少し読みかけたままだったのをやっと。家出するあたりなど、かわいい。登場人物の人間関係等を忘れないうちに続けて読んでいくのが良いの…

読んだもの

『孤独な娘』Miss Lonely Hearts(ナサニエル・ウェスト Nathanael West 丸谷才一・訳 岩波文庫) 全く悪くないのだけれど、『クール・ミリオン』の方が何倍も良い。オラシオ・カステジャーノス・モヤの『無分別』は、この作品に似ている。 『古本の時間』(…

読んだもの

『かまきり』Les Mantes Religieuses(ユベール・モンテイエ Hubert Monteilhet 斎藤正直・訳 早川書房 ポケミス) 裏表紙を読んで、なんとなく。期待程ではなかった。ラクロの『危険な関係』? くらべる物ではないのかもしれないけれど、やっぱり『危険な関…

読んだ本

『春琴抄』(谷崎潤一郎 新潮文庫) 『翻訳教室』(柴田元幸 新書館) 文庫化されているのを見て、買ったまま読んでいなかったことを思い出した。いろいろお勉強になって面白い。Beat it!を「それを叩け!」と訳した人がいるけれど、これくらいは辞書を引い…

読んだ本

『ここは戦場だ 青春のブライズヘッド 世界文学全集86巻』(グレアム・グリーン イーヴリン・ウォー Evelyn Waugh 講談社) 「青春のブライズヘッド」Brideshead Revisited だけ。貴族の落ちて行く様というのは、胸がしめつけられるものの、なんとも甘美。何…

読んだ本

『つづきはまた明日』4(紺野キタ 幻冬舍コミックス) 完結しちゃうと寂しいね。そして、寄宿舎の話には弱い。 『6日目の未来』The Future of Us(ジェイ・アッシャー、キャロリン・マックラー Jay Asher、Carolyn Mackler 野口やよい・訳 新潮文庫) 翻訳の…

読んだ本

『カナシカカナシカ』(紺野キタ 新書館) 『夜の童話』(紺野キタ 幻冬舍コミックス) 『cotton』(紺野キタ 幻冬舍コミックス) 『つづきはまた明日』1、2、3(紺野キタ 幻冬舍コミックス) 妹がまとめて貸してくれたので。『cotton』と『夜の童話』が特に…

読んだ本

『悪童日記』Le Grand Cahier 『ふたりの証拠』la Preuve 『第三の嘘』Le Troisième Mensonge(アゴタ・クリストフ Agota Kristof 堀茂樹・訳 早川書房) 1作目を読んだきりだったのを、2作目を手に入れたため、1作目から3冊続けて読んでみた。全て読むとな…

読んだ本

『新世紀読書大全 書評1990-2010』(柳下毅一郎 洋泉社) 楽しくて一気読みしたのが今年の初めくらいなので、そろそろ紹介されているものをちびちび読んだり見たりしていきたい。これを読む限り、バリー・ギフォードはかなり好みな気がする。「 ワイルド・ア…

読んだ本

『日々、きものに割烹着』(猪谷千香 筑摩書房) 表紙の美人姉妹が素敵。昔、一度経験したけれど、下駄の歯がぽろっと取れるのって、歩き方が悪いのか。 『13の理由』Thirteen Reasons Why(ジェイ・アッシャー Jay Asher 武富博子・訳 講談社) 気になって…

少し前に読んだ本

『半身』Affinity(サラ・ウォーターズ Sarah Waters 中村有希・訳 創元推理文庫) 楽しく読む。行ったこともなくイタリアという国についてよく知らないからか、なんだかとても明るそうなイタリアよりも曇ったイギリスの方に惹かれるのだけれど(イギリスが…

読んだ本

『慄然の書 ウィアード・テールズ傑作集』(渡部桜・訳 荒俣宏・解説 継書房) カバーのおどろおどろしい絵がずっと気になっていた本。ウィル・スミス(Will Smith)の「沼の怪」(Swamp Horror)、トンプソン・リッチ(H. Thompson Richi)の「黒い箱」(Th…

読んだ本

『東京モンタナ急行』The Tokyo-Montana Express(リチャード・ブローティガン Richard Brautigan 藤本和子・訳 晶文社) 読んだという事以外記憶に残らないような気がしつつ、読んでいる間は心地良いからいいや。谷川俊太郎の「美しく、またひどく悲しい詩…

読んだ本

『シンデレラ迷宮』『シンデレラ ミステリー』(氷室冴子 コバルト文庫) 昔読んだという記憶はあるものの、話をほとんど憶えていなかった。「ジェイン・エア」を読まなくては。 『ひみつの階段』1、2(紺野キタ ポプラ社) 昔貸してもらったのを読んでおり…

読んだ本

『フロベール ボヴァリー夫人他 集英社版世界文学全集41』(菅野昭正・訳 集英社) 「ボヴァリー夫人」だけ。誰の訳で読むか悩む間もなく、古本で拾ってしまったので。面白くて夢中で読む。なんだか他人事とは思えなくて怖い。 『ウッドハウス短編集』(Pelh…

読んだ本

『黄金の眼に映るもの』Reflections in a Golden Eye(マッカラーズ Carson McCullers 田辺五十鈴・訳 講談社文庫) 読んだことのない作家だったけれど、ものすごく気に入った。この蒸し暑い息苦しい季節に読むのに、なんだかちょうど良いような気もする。 …

読んだ本

『わたしを離さないで』Never Let Me Go(カズオ・イシグロ Kazuo Ishiguro 土屋政雄・訳 早川書房) かなり前のことになるけれど、洋書の読書会で『日の名残り』を読んだと年賀状で友人から報告されたり、そのうち何か読もうと思っていた作家だった。映画化…

読んだ本

『真夜中のパーティー』(フィリッパ・ピアス Philippa Pearce 猪熊葉子・訳 岩波少年文庫) 読み返そうと思って『トムは真夜中の庭で』と一緒に買ってあったもの。これ、挿絵が省かれている? 昔読んだ時になんとなく覚えていた絵が見当たらない。でも、初…

読んだ本

『夢みる頃をすぎても』(高柳佐知子 河出書房新社) 彼女の作品の展示が弥生美術館でやっていたなんて、知らなかった。昔、雑誌『Junie』で「夏の読書は木陰でどうぞ」(この本にも載っている!)を読んで、素直に本当に夏休みをアーサー・ランサム全集を読…

読んだ本

『ライオンの歯のように』Like the Lion's Tooth(マージョリー・ケロッグ Marjorie Kellogg 吉野美耶子・訳 新書館) 『愛しているといってくれ』Tell Me That You Love Me, Junie Moon(マージョリイ・ケロッグ Marjorie Kellogg 榊原晃三・訳 ハヤカワNV…